本拠地が甲子園球場である阪神タイガース

 
甲子園球場

阪神タイガースは甲子園を本拠地にしている球団で、この球場は浜風というこの地特有の風が吹くことで知られています。位置的に海に近いという関係で、好天の日にはライトからレフト方向に一定の風が吹くのです。

そしてこの風がゲームも何かと影響を及ぼすのです。当然ですがこの風に乗せれば平凡なレフトライかと思われた打球がホームランになることがありますし、逆に会心の当たりでライトに大飛球を打ってもこの風に邪魔されて打球が失速することもあります。

また、ピッチャーもこの風を計算に入れてピッチングを組み立てますので、必然的に右の長距離ヒッターに投げる球は外角中心になり、レフト方向へ引っ張らせないように心がけます。

また、浜風はサードの後ろ付近に上がった打球が風に流されやすいという特徴もあり、慣れないサードやショートがこういった打球処理に走ると思わぬ落球をするケースもしばしばあります。甲子園のような屋外球場は、このような自然との戦いも勝負の1つなのです。